• 7.vsah4月30日
    夏目漱石の「彼岸過迄」「行人」「こゝろ」を読むと、語り手(主人公)がめんどくせえタイプかなと冒頭で思わせておいて、あ、こっちがめんどくせえ男だったかと思わせる展開は嫌いじゃない。
    語り手はこのめんどくせえ男に自ら好き好んで、或いは好奇心や義務感から巻き込まれに行くただの物好きの傍観者であり、ある意味読者の分身みたいだなと思う。