帰り道、自分の前に横からヌルッと女性が現れてその人の後ろを歩く形になった。その方がずっとチラチラ後ろ振り返りながら歩くから気まずかった。自分も女だけどパッと見じゃ性別わかんない格好かもしれないし、そもそも性別関係なく背後に人がいるの怖い気持ちはめちゃくちゃわかるから申し訳ないと思いつつ、後ろを歩くには遅いけど抜かすには力が要る超微妙な速度で歩くからこっちとしてもしんどかった。疲れ果てて早足で歩く体力は残ってないし、でもめっちゃチラ見されるし……。挙げ句の果てに曲がる場所まで一緒でうわぁぁぁぁぁあと思ってたら突然その方が立ち止まったから、私だってある意味怖かったよの気持ちで最後の力を振り絞って走って抜かした。汗だくになった。辛かった。