• u7cRGX6月6日
    全て上からやってくる、涸れた井戸の底にいた。飢えることなく渇くことなく、ただ停滞を享受していた。ある時上から声が降ってきて、その井戸の安寧は耐え難くなった。
    「飛び方を知っているのは訊ね続けた者だけだ」
    “悪魔の父”め、飛べてしまった。羽など無けれど。そうして井戸の外へ出た。
    外に出れば、大切な、親愛なる者たちが眠っていた。思い出した、寝ている場合ではないことも。
    使いがバサバサやって来ては騒ぐ、「緊急!至急!!疾ク現実ニ帰還セヨ!!」
    ああ行くともさ、この落とし前は必ずつけさせてやる。
  • スレ主(u7cRGX)6月6日
    敵の術中に嵌った視点は初めて見たような。悪魔の父は多分物理的に悪魔で育て親的な父。
    こいつが起きたら他の2人も起きれる。術核にでもなっとんか。