陰湿な方法でキャラクターをネチネチ苛めれば良いって発想で描かれてる作品全般。
そういう作品って大半がテンプレ染みたクズキャラを暴れさせたり薄っぺらい性悪説かざしたり負のご都合主義満載で登場人物が何をやっても書き手の望む悲劇に誘導されるから作品として浅く感じる。しかもそこに至るまでの過程も雑だし作品全体のテーマも薄いから単に作家が陰鬱なシーンを描きたい「だけ」で終わってるパターンが凄く多い。

この手の作品って元々かなり人を選ぶ上に作家と編集が余程優れてないと話題にもならずに埋もれていくんだが、昨今の冷笑ブームのお陰でこの手の作品は出せば取り合えず一定のファンが付くようになったのが良くない。この手の「ファン」は声こそ大きいけど大体が「一般的な人たちが忌避するような作風でも楽しめちゃう俺・私って通な感性してる…」って自己陶酔に浸ってるかネットの話題作にいっちょ噛みしたいのばかりで作中の人間ドラマにも世界観にも興味が無い印象あるわ。