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・自由度について
オーソドックスな形の探索パートだった。提案によって展開が変わる、という意味合いでの自由度を想像していたが、しっかり選択肢とエンディングへの導線は用意されていたのでここは考え方の違いかもしれない。
特にHO4だったからというのはあると思うけれど、自由度は一切感じられなかった……。
NPCの代弁をすることしか仕事がないような役回りな上に、NPCも言ってることがあまりにも稚拙だった。
しかも事前秘匿時点でNPCのヨイショが激しすぎるし、シナリオが全面的にそいつのバックアップをするように都合よく展開する。
ただ、恐らくシナリオはそのNPCについて「神話生物にそそのかされた善良なようでいて傲慢な人間」と捉えているようだが、KPがNPC大好きなのもあってうすら寒いほどにNPCの思想に寄る事への圧を感じた。
取ってきた技能もほとんどの判定が厳しすぎてHO3の下位互換だったし、出来ることの幅が狭すぎて、本当に自由度は感じられなかった。 -
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・ビリーバビリティ
細かい所を気にしすぎなのかもしれないけど、HO4の年齢設定と階級設定の矛盾があるのに、NPCとの年齢差のために20代前半になってるのはビリーバビリティ以前の問題だった……
大卒設定で元々刑事を目指していたわけではない、しかし巡査長ではあるのに年齢的に絶対あり得ない20代前半って、とにかくNPCの情報を与えたいだけでよくわからない設定になっている。設定の矛盾を補うための苦労をPLにさせるのを自由度と言わないでほしい。シナリオの想定する人物像が固まりすぎてて息苦しかった。
また、シナリオ通過中も、役職の高い人間を全員の前でキツイ言葉使って叱る上司が出てくるなど、かなり現実感のない描写があった。 -
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・倫理観や正義の問われ方
めちゃくちゃ嫌な倫理観や正義の問われ方をされて、あの評価はなんだったんだになった。
注意書きにあるとはいえ、特定思想の立場をそれぞれのHOに付与させてディベートをさせられ、HOによっては発言が意味をなさない不利な立場で意見を言う羽目になる、というとにかく不毛な時間を過ごした。特定思想をシナリオに織り込むのは構わないけど、PLの倫理観まで問うようなことをしないでほしい。
また、これもKPの裁量が原因な気がするけれど、違法捜査を推奨するような言葉をKPからかけられていて、より立場的に心証が悪くなるような行動を取らされていたHO1が不憫だった。終わってみたら全く必要なかったから余計に。 -
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それに、HO3HO4の関わる事件について、全てにおいてたかだか一介の刑事が判断する事ではなさ過ぎて戸惑った。
それこそ専門家を交えて議論すべきことだろう、みたいなことを言ったらKPもNPCも「大衆には信じてもらえないだろう」の一点張りで、んなわけないだろとなった。
自由度がありますよ、と言いながら全てがNPCに都合の良いように処理されてめちゃくちゃストレスだった。
総括、シナリオの稚拙さはあるけど、感じたキツさはKPの裁量がかなり大きな要因な気もする。
PL目線、このシナリオはNPCに批判的な人間が回すべきだけど、NPCに批判的な人間はこのシナリオを回さない。 -
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自由度がないという話、おっしゃる通りだと思います。
それぞれのHOで、事前HOに記載されている事項を一貫するか・NPCにつくかなど選択権があるように見えますが、実際には特にHO2とHO4はNPCについたり共感をしないとそもそもHOとしての役割が無くなる構成になっている為、事実上選択権がなく自由度を感じませんでした。
KPもそれぞれのNPCの味方をしてほしそうに動き、PC同士で協力できなくなるような介入をしてくる為(違法捜査の推奨など)、PC同士で意見をぶつけ合わせることすらKPとシナリオの接待をしているような気持ちになりました。 -
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返信ありがとうございます。
HO2は最中目的を明かしづらいし、派手な暗躍HOというわけでもなく、NPCの存在もあってすごく動きづらいHOだと傍目にも思いました…。
おっしゃる通りHO2もHO4も選択権がないし、HO1も立場上正しい選択を選ぶしかない、唯一HO3が自由度あるくらいで、そう考えるとなんて自由度のないシナリオだろうと思います。
このような構造のシナリオなので、KPもそれぞれのNPCについて動くのが面白い、と思う方が多いんでしょうね…。私もただただ接待の時間だったと感じました。
自陣はほぼPCが協力方面で動いていたので、違法捜査だけでなく相反するHO同士の交流時間のみ時間を早めに区切ったり、協力行動を取ろうとする度にKPの介入があったのでかなり不快でした。
それに、私はこのシナリオ構造をプロパガンダだと思っていますが、少なくとも自陣のKPはNPCにつく動きを誘導した結果何を生むかを理解してないと感じました。本当によくない…… -
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返信ありがとうございます。
自陣はKPがHO3で通過した人だったので、他HOの自由度のなさを真に理解していなかったのかもしれません。
(むしろ、協力せずに黒幕などのNPCにつくことを自由度だと思っている節がありました)
自分は黒幕の主張だけでなくその人格含めて傲慢であり非難されるべきものだと思っていますが、主張は否定したとしても人格はあくまで「善良で優しい人」で、この人が手を下すことになった世界が悪い、という結論に至る人が多いように見え、モヤモヤを感じていました。
HO4通過の場合ある程度仕方ないのかと思う部分があったのですが、あなたの意見を聞くことができて良かったです。
嫌な思い出が少し昇華されました。
また、建設的にシナリオに対しての批判点を挙げていただいており、自分でも言語化できるようになれました。ありがとうございました。 -
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ああ……うちもHO3通過KPだったので、同様の状況だったのかとお察しします。
感じられたモヤモヤについて、とても同意します。ただ、言い訳がましくなりますが、HO4という立場や対外的な所を気にして、私も表向きは問題点を指摘することができなかったので、中々難しい所ですね……。
自陣以外ではこのシナリオを絶賛していたり、NPCに感情を寄せる人を多く見かけたので、多くの問題を抱えたこのシナリオを褒めてる人ばかりなのかな……と思っていたのですが、ここを見て問題点に的確に触れてる方が多く安心しました。
意見を交わすことができて、私も嫌な体験を昇華できた思いです。
コメントありがとうございました……！ -
HO4で通過。
シナリオ内のダイスゲームはヒリヒリして面白かった。
序盤の捜査パートで出てくる情報などは次の行動への導線が分かりやすく、かなりスマートで良かったと思う。
ただ、事前の情報量に反してNPCたちの造形・手記が稚拙で、構えて行ったのがバカバカしくなった。
「自由度が高い」や「ビリーバビリティが高い」、「従来のシナリオのような倫理観や正義の問われ方をしない」とよく褒められているが、個人的にはどれも特別褒めるような部分だと感じなかった。
返信に続ける。