対人関係においてトラウマを負った人は適切な自己開示が出来ない。そういった人に対して「自己開示が大事だよ」とアドバイスをすることは無意味。なぜなら本人はその重要性をとっくに理解しているから。例えるなら小学生の頃に飲酒運転のトラックにはね飛ばされ大けがをした人に「大人になるなら運転免許の1つでも取るべき」と説教をするようなもの。
強いて言うならカウンセリングなどを通して自己開示の手法を学び、理解のある一般人と交流をし、成功体験を積むことが必要。
しかし現実的にそんな環境や人は存在しないので、傷つきながらも、トラウマを刺激しながらもなお適切な自己開示のプロセスを自分自身で模索する以外に無い。