人が柔らかくなるには2つのパターンがある
一つは思いやりのある環境で育ち、過ちは諭され、自分の力で禊を行うように生活してきた人。いわば適切な環境で育ってきた人。
もう一つは育ってきた環境が歪んでいたために、1つ目のように段階を踏まえて成長出来なかった人向けの荒療治。決定的な失敗を踏まえて他者から排斥され、もがき苦しんだ末に悟りに至ること。この場合はむしろ優しい気遣いをしてくれる他者が有害になることすらある。なぜなら「今の自分でも見てくれる人は居る。なら成長しなくても良い」と勘違いを起こす可能性が高いから。自分が変わらざるを得ないのだと十分に理解し、今までの自分を捨てて利他主義に切り替えようとする人が柔らかくなれる。