• .gtNqd10月18日
    ※グロ注意
    日本刀を姉と持たされてちいさい和室で息を潜める。敵の断末魔と共に、私の背中には生ぬるい血飛沫がしきりに降り掛かる感触だけがそこにあった。やっと静寂が訪れ、安堵した姉がふらふらと部屋を出る。その背中に危ないから戻って、と声をかけようとした瞬間残党が視界を遮った。このままでは姉が殺されてしまう。ノコギリのようにペラペラで軽い刀を思い切り振り、敵の首を刎ねた。しかし姉の首も見当たらない。
    なんてことだ。姉の首までも刎ねるだなんて。
    私は姉の首を体に引っつけようと必死だった。泣きながら謝ったが、もうその声すら届いていないようだった。
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