• KfzX1q12月14日
    ずっと読みそびれてた『凪のお暇』最終巻(12巻)をようやく読めた。

    凄い漫画だ。
    何しろ最終話土壇場まで誰がどうなるのか本当に先が読めない。

    登場人物の大半がどいつもこいつも優柔不断で色んな物に流されやすいだけ……と言ってしまえばそれだけだが、

    「お化けも猛獣も(※途中は北海道が舞台)出て来ない、
    大災害も殺人事件も起きない、
    なのにめちゃくちゃ怖いしハラハラドキドキが止まらない」
    というあの筋運びと心理描写は凄まじい物がある。

    私は関西人じゃないが、
    彼の地における「おもんない」がどれ程重い突き放し(人格否定)か、
    という話は伝え聞くので胸に刺さった。
    作中の理屈で言うと私は完全に「おもんない女」だ。
    自分のことしか見えない考えられない、
    (人を面白がらせるのに一番必要な資質が欠けてる、という意味でもある)。
    自分の人生の「女としての挫折」の経緯を見ているようだった。

    なお元々シゴデキだった彼女は最終的に「おもろい女」として成功したが、
    私は無理だな……
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