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小説書いったー
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kuB/DU
2023年1月14日
今夜はココアが美味しい。インスタントの粉末と注いだお湯のバランスが良かったのだろう。こういう日に限って粉末もお湯も量りそこねている。明日も同じバランスで作れはしないなと思いつつココアを啜る。
パッケージによると牛乳を混ぜても美味しくなるらしいが、冷蔵庫で冷やされた牛乳を注いではこの温度が失われてしまう。ココアは熱い方が美味しいのだ。それを損なうなど言語道断だろう。
喉元を過ぎたココアが食道を通って胃に入った時に暖かくなるのが好きなのだが、隣人にそれを伝えたところ、ピンと来ない顔をされてしまった。もしかすると一般的な感覚ではないのかもしれない。
彼女はココアのカップをひったくり一口飲んで美味しいよと返してくれた。基本的に悪い人ではない。いい人かどうかは知らない。少なくともそういう関係ではない。
ただ遠く影を落とした夜が居座る間、ほんの少し話すだけの、ただの隣人なのだ。僕にとって彼女は、まだ他人。
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パッケージによると牛乳を混ぜても美味しくなるらしいが、冷蔵庫で冷やされた牛乳を注いではこの温度が失われてしまう。ココアは熱い方が美味しいのだ。それを損なうなど言語道断だろう。
喉元を過ぎたココアが食道を通って胃に入った時に暖かくなるのが好きなのだが、隣人にそれを伝えたところ、ピンと来ない顔をされてしまった。もしかすると一般的な感覚ではないのかもしれない。
彼女はココアのカップをひったくり一口飲んで美味しいよと返してくれた。基本的に悪い人ではない。いい人かどうかは知らない。少なくともそういう関係ではない。
ただ遠く影を落とした夜が居座る間、ほんの少し話すだけの、ただの隣人なのだ。僕にとって彼女は、まだ他人。