-
小説書いったー
-
- 読み込み中...
CimCft2022年6月1日真夜中に出会ったその生き物は、深い藍色の瞳を光らせ、猫と同じぐらいの白い体躯と砂漠ギツネと見紛うほどの大きな耳を持ち、流星のような尾をしていた。青白く長い毛が、二又に分かれて三日月を象るようにして伸びている。それは見るからに美しく、視線を引き付けた。もっと近づいてみようと歩みを進めたところ、気配に気づいたのか足早に飛び去り闇に消えてしまった。 -