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その数ヶ月後に偶然奥さんに会ったので、もうピアノは弾かないのかと尋ねてみると、彼女はピアノを弾くことができないのだという。それなら、ピアノソナタを弾いていたのは誰だったのか……?
という所で話は終わったのですが、この人本当にショパンのピアノソナタ「葬送」を聞いていたのか?!!!?!!!と思うなどしました。まず、そもそもこの曲はピアノの詩人として名高いショパンによって作られただけあり難易度はかなり高めです。なのでその曲が弾ける人がいるということは、娘さんのピアノの演奏しか聞こえないはずがない(日常的にそこそこ練習しておかないと弾く時に手がうまく動かせない)でしょう。 -
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また、語り手はこの曲を「暗く重い」と表現していましたが、本当にその曲を聞いたことがあるならば、絶対にそんな感想が出るはずがないと言っても過言ではありません……。確かに序盤は短調で暗く聞こえますが、「暗い」というよりも「激しい絶望、悲しみ」に打ちひしがれていると言った方がいいと思います。しかも、この曲の最後は長調で締めくくられるので、「暗い」というよりもむしろ「ほのかに明るい」印象すらあります。もし本当にこの曲を聞いて「暗く重い」と感じたとしたら、格付けチェックなら「2ランクダウン」か「映す価値なし」です༼•̃͡ ɷ•̃͡༽ -
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もしかしたらショパンの「葬送行進曲」と間違っているのかも……とも思いましたが、バッチリ題名が書いてあったから間違いではないんでしょう……。もし「葬送行進曲」だったとしても、この曲も長調で締めくくられているのでずっと暗く重いというわけではありませんし、もしかするとレトロゲームの「ゲームオーバーの時の曲」の印象で怖く思わない可能性すらあります……。
簡潔に!と言いながらめちゃ長文になってしまいましたが、とりあえず怖い話を作る時にはちゃんと調べ物をしてからにしましょう……っていうことをお伝えできていたら幸いです( ˘ω˘ ) スヤァ… -
簡潔に書くと、ある日語り手の隣に4歳の女の子のいる家族が引っ越してきた。しばらくすると、どうやら小さな娘さんがピアノを習い始めたようで、少しずつ上達する様子を聞いて微笑ましく感じていた。しかし、数日ピアノの音が聞こえてこないと思っていると、決まった時間に暗く重いピアノ曲が聞こえるようになった。そのような日々が続いた時に、隣の家の奥さんを見かけたのだがあまりにも顔色が悪かったので話を聞くと、娘さんが重い病気になったという。その後、あの暗い曲が気になり調べると、ショパンのピアノソナタ「葬送」であることがわかった。何故子供の入院中にこんな曲を弾くのだろうと思っているうちに、ついにその娘さんが亡くなってしまった。