• 廣野由美子 ”批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義” 読了。
    おもしろかった!
    前半は、様々な小説技法が『フランケンシュタイン』では実際にどう使われているかという話で、後半は、様々な批評方法で『フランケンシュタイン』はどう読むことができるかという話。
    両方を知ることでより小説を理解しよう、という本のよう。
    前半はともかく、批評とかこれまで縁がなかったので後半はどうかなーと思いつつ読み進めたんだけど、様々な批評方法が生まれてきた経緯が分かりやすくて、「なるほど、そういう視点から見るとそう読み解けるかー」と興味深かった。
    中には「その批評方法で『フランケンシュタイン』を扱うのはちょっと無理では?」みたいに感じたのもあるけど、まあ、それはそれとして。
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