• 何時間経ったろうか、気づくと高田は眠ってしまっていた。目をさますとハルカが立っていた。高田が声をかけようとすると、ハルカが言う。
    「ごめんね、私ちょっと混乱していたかも。私にもわかっていることはあるけど、わからないこともたくさんある。……協力してくれる?」
    「もちろん。一緒に元の世界に戻ろう。ところで、あと何人分のハルカのかけらを取り戻せばいいかわかるかい?」