• ※内容が重いです。

    たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ/汐見 夏衛

    自サツについて作者が伝えたいことを出し切ったような本でした。
    ティーン向けだと侮ってたら見事に心が抉られて深く沈んでいきました。重い…重いよ…。
    これを読むと自サツする人の心境や遺族のことを考えずにはいられませんし、自サツに対して自分が持ってた考え、信じてはずの価値観も揺らぎます。
    自サツはとてつもなく繊細な問題なので、作者の倫理観が正解とは言い切れませんし、絶対的な答えではありませんが、自分の中ではストンと腑に落ちました。
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