• トントンと優しく肩を叩かれる。
    今、シオンのいる廊下は人通りが少ないため、恐る恐る振り返るとゼノがいた。
    「ゼノ……。どうして、いるの?お家に帰ってたよね…?」
    しかしゼノは答えず、再度あの時のように瞳が妖しく光った。