OK
  • 宮部みゆきのあやかし草紙の五巻
    まだ途中なんだけどだんまり姫で泣いてしまった
    まだ幼い十歳にも満たない一国様が大人の都合で死ななくちゃいけなくてでもそれを恨みには思ってなくて城の中を見守ってるだけで切ないのに
    最後に選んだのが蜘蛛を退治するヒーローじゃなくてその退治される蜘蛛になることだなんて

    この化け物こそが、わあの容れ物。
    醜くともよい。恐ろしくてよい。
    そして何度でも討たれよう。滅びることを寿がれよう。そのたびごとに、憎まれ忌まれて消えてゆくこの世の邪魔者、悪しきものどもの恨みと悲しみを、わあは喰らおう。喰らって喰らって清めてやろう。そのようにして、この世の衆生を守るものとなろう。

    誰に感謝されることもなく誰に知られることもなくそういう役目でいいよ、って言えるほど彼はこの世で幸せには過ごせなかったのに
    せめておせいやおちかが知ってくれてれることが救いだけど本当に切なくて苦しくなった