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小説書いったー
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oV38ye
2022年6月7日
「わたしミニーマウス。大好きよ、ミッキー」
玄関に立つミニーマウスはそういった。ヤニのにおいが染み込んだ薄汚い茶髪、アディダスのジャージ、底のすり減ったクロックス。そして右手にはトカレフ。
「まあ、ゆっくり話そうじゃないか……、ミニー。まずは銃を置こう、ね?」
おれはできるだけ落ち着いた声でそういった。
「うそ、ミッキーはそんな声出さない」
ミニーマウスは銃口をおれに向ける。落ち着け、ミッキーはどんな声で喋るんだ? そもそもネズミは喋るのか? ネズミ!
「ぼ、ぼくはミッキーだよ! 銃は、きらいだよ! ピギィ!」
奇声をあげるおれ。ミニーマウスの目はじっとりとおれを見ている。
ミニーマウスはゆっくりと銃を足元に置く。
「あなた、やっぱりミッキーね? 入っていい?」
「ようこそミニー!」
おれはまた奇声をあげた。部屋に入ってきたミニーマウスはテレビで千鳥の深夜番組を見た。終わると「じゃあ帰る」といっていなくなった。トカレフだけそこに残った。おれは疲れた。
玄関に立つミニーマウスはそういった。ヤニのにおいが染み込んだ薄汚い茶髪、アディダスのジャージ、底のすり減ったクロックス。そして右手にはトカレフ。
「まあ、ゆっくり話そうじゃないか……、ミニー。まずは銃を置こう、ね?」
おれはできるだけ落ち着いた声でそういった。
「うそ、ミッキーはそんな声出さない」
ミニーマウスは銃口をおれに向ける。落ち着け、ミッキーはどんな声で喋るんだ? そもそもネズミは喋るのか? ネズミ!
「ぼ、ぼくはミッキーだよ! 銃は、きらいだよ! ピギィ!」
奇声をあげるおれ。ミニーマウスの目はじっとりとおれを見ている。
ミニーマウスはゆっくりと銃を足元に置く。
「あなた、やっぱりミッキーね? 入っていい?」
「ようこそミニー!」
おれはまた奇声をあげた。部屋に入ってきたミニーマウスはテレビで千鳥の深夜番組を見た。終わると「じゃあ帰る」といっていなくなった。トカレフだけそこに残った。おれは疲れた。