• 返信先: @自分 まっすぐに問うてくる瞳に、俺は頭を掻いた。
    「いえ。職質が面倒で、警官の注目をなすりつけたくて言いました。タイツはまぁ、その、履きたい人が履けばいい……と思います」
    「その通りですね。分かって頂ければ結構です。では」
    おっさんは、深くうなずくと踵を返して颯爽と去っていった。

    風でそよいだミニスカートの裾からは、ちらりと【タイツ】の文字が覗いて見えた。
    「タトゥーでタイツって入れるって、どんだけタイツ好きなんだよ……」
    俺はひっくり返ったゴミ箱を起こして、ため息をついた。
返信の受付は終了いたしました。