• 返信先: @自分 男はジュースを飲み干すと、ゴミ箱を起こしてそこにペットボトルをがこんと捨てて言った。

    「でも、ゴミ箱は本気でいいセンだと思ったんだけどなぁ。タイムリミットの頃って、この地区はちょうどペットボトルのゴミ収集車が来る時間帯だろ?」
    「え?回収ってそんな時間だっけ?まぁでもここらのゴミ箱はあらかた見たし……ん?」
    自分でまき散らしたペットボトルを片付けていると、投げ入れたボトルが何か硬いものに当たったような、からりというやけに高い音がした。
    手を突っ込んで拾い上げると、それは切れ込みの入ったすすけた木札のようなものだった。
    「なんだこれ……どっかの靴箱の鍵か?」
    「ん〜?何でこんなとこに一個だけあんだ?……あ」
    「え?まさか、これが?」
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