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タイッツーに間違われッター(7/14まで)
読み込み中...
6Adv2F
2023年7月13日
返信先:
@自分
「おい!!」
「うぉぉ〜まじかぁ」
俺たちは銭湯の靴箱の前で座り込んだまま、子供のように互いの肩をつかんで揺らした。
笑いがこみ上げる中で、自然と目を見合わせる。
「お、お前開けろよ。タトゥーの全貌覚えてたのはお前だし」
「じゃあせーので開ける」
俺たちは片手を金庫のふたにそえて、声を揃えた。
「……せーのっ」
ぱかと開いた金庫には、くたびれたボロボロのタイツが入っていた。
「出してみるぞ」
「これ……灰色、か?灰色は外れじゃなかったのか?」
「とりあえず撮る」
薄暗い銭湯でピントを合わせるのを待っている間、俺は何かに気づいていて体を硬直させた。
この建物には、俺たち以外に誰かいる。
シャッター音の合間に、確実に床のきしむ音が聞こえたのだ。
ピアス男に伝えようと声を出す直前、その誰かの声が響いた。
「それはね、白タイツなんです」
返信の受付は終了いたしました。
「うぉぉ〜まじかぁ」
俺たちは銭湯の靴箱の前で座り込んだまま、子供のように互いの肩をつかんで揺らした。
笑いがこみ上げる中で、自然と目を見合わせる。
「お、お前開けろよ。タトゥーの全貌覚えてたのはお前だし」
「じゃあせーので開ける」
俺たちは片手を金庫のふたにそえて、声を揃えた。
「……せーのっ」
ぱかと開いた金庫には、くたびれたボロボロのタイツが入っていた。
「出してみるぞ」
「これ……灰色、か?灰色は外れじゃなかったのか?」
「とりあえず撮る」
薄暗い銭湯でピントを合わせるのを待っている間、俺は何かに気づいていて体を硬直させた。
この建物には、俺たち以外に誰かいる。
シャッター音の合間に、確実に床のきしむ音が聞こえたのだ。
ピアス男に伝えようと声を出す直前、その誰かの声が響いた。
「それはね、白タイツなんです」