• 「ねえ、わたしでも登れるかな」とシオン。ベリタルは、シオンの性格が様変わりしたことに少し驚きつつも、そういう血筋だということに思いを馳せた。自分が行けるところまでは、力になってやりたい。てっぺんの見えない、高い塔を見上げた。