• 黒い羽をつけた、自分にそっくりな子。上の世界に行くという。今のところ、敵意は感じられない。それでも、こんな塔でとつぜん遭遇したのだ。とにかく、こちらも敵意がないことを示さないと。そう思ったシオンは、これまでの事情を包み隠さずに語った。レリアは黙って聞いてくれた。