• 怪訝な表情を崩さないジュン。レリアはというと、彼の姿を見るなり、シオンの陰に隠れてしまった。引っ込み思案なところもわたしに似ている、とシオンは思う。が、この状況をジュンに説明しなくてはいけない。でも、なにをどう説明していいのかシオンにもわからない。「ええと、とにかく、彼女は敵ではないの。わかってくれるかな?」