• だいぶ登ったところで、ジュンが何かに気付いたように上を見た。シオンとレリアも同じ方向に目を向ける。ポッカリと空いた円形から淡い光が差し込んでいた。──きっと、あの先が上の世界だ。シオンの鼓動がワクワクと脈打つ。