• 「無駄口叩いてないで、ここから上に行く方法でも考えたら?」
    階段は途中で途切れており、塔の天辺まではかなりの高さがある。人間の力で垂直に登っていくのは不可能だろう。ジュンはレリアに冷たい視線を向けながら言った。
    「そこの悪魔羽は飛べるから楽でいいよね」