• 「また、桜の国で」
    露人の父を持つ日本人外交官が波の大使館員となり、戦争回避へ奔走するもののポーランド侵攻が始まる。彼は幼少期ポーランド人孤児と出会い、自分は露人ではなく日本人だと話して心を通わせていた。その思い出から波に心を寄せていた。そして外交官の任務を逸脱し、波で独が行っていることを世界に発信する決意をする。周囲を独兵に囲まれながら、友人の米国人記者や独系ポーランド人と日本での再会を誓う。
    ひたすら救いのない話。でも日本赤十字社がポーランド人孤児を救済した縁で今でもポーランドは親日なんだとか知らないことを知れてよかった。現在の物差しで過去を計るのは慎重にしないとなと思う。この話でもユダヤ人を助けないポーランド人とか出てくるけど、戦争犯罪人以外のこういう人権侵害は緊急避難行為だと思う。ドイツとの同盟を喜ぶ日本の民衆とかも今から見たら愚かだけど、責任はメディアだよな。現在は色々情報を得ることができるので通じない言い訳だけど。
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