• 貴志祐介/天使の囀り
    ここで怖いって言われてたから読んでみたけど、あんまり怖くなかった
    話は結構先が読めてしまう感じだった。ただどんどん気持ち悪くなる描写が次はどんな気持ち悪い死に方になるのかとワクワクしてあっという間に読めてしまった。
    時代的に仕方ないのかもしれないけど主人公が恋愛しすぎだしセミナーハウスに乗り込むところはなんで最初に警察呼ばないのかずっとモヤモヤしてた。作中で説明はされてたけど、少なくともここで警察呼んでたら主人公が出頭なんてことにもならなかったのでは……知識がない警察が風呂の栓を抜いて線虫を下水にばらまくということを危惧していたのもあるかもしれないけど、なんだかなーという気持ち
    オタクの子のルッキズムが合わなくて本当は悲壮感のあるシーンなんだろうけど〇んだとき少しすっきりしてしまった。
    こういうシリアスなものはどうしてもリアリティが気になってしまうので、次はもう少しリアリティを気にしなくても楽しめるものを読みたい。