• ガンかもしれないのに酷い!
    医師の会話を病院できいてしまった。たまらずに妻へ。
    「変更しよう。
     嘘を患者につく医師とは。
     恥じをしれ!劣悪じゃないか!
    「勘違いじゃない?医師が、
     あなたは考えすぎる性格だ
     と言っていたわ?私もそう思うの。
    「呑気なことを言うな!
     なんと酷い医師。信用できない!

    いい医師を探しに行かなくちゃ。ヤブ医者はもうこりごり。隣人の勧めで別の医師に手紙を書いて、早速出す。
    直ぐに返事が。

    「ガンですか、先生?
     今、私はかなり苦しいです。
     すぐに治してください。
     医者ならできるはず。

    ずっと黙って様子を見ていた医師が小さな瓶を出した。試しに2週間、食後に。
    ニオイはなく、透明な薬が。

    「ガンに効くと思えないですけど。
     どういったものですか?
    「軽い疲れの症状ですよ、
     良く眠りしっかり休んで下さい。
     いいですか、勘違いでガンと
     思ってしまうのは病ではなく
     性格なんです。
     すでに別の医師が病院で
     あなたへ話したはずですが。
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