• いなか、の、じけん/夢野久作

    作者が故郷の農村や漁村で実際に起こった出来事をモチーフに取材したショートショート 一つ一つが短いのでとても読みやすいし青空文庫でも読めるので手をつけやすかった
    基本的には珍事件や間の抜けた事件が多く語られるのだが夢野久作らしく後味の悪い話があったりおぞましい描写があったりゴロゴロ人が死んだり…
    なんてことのない田舎の日常の話が一つの文をきっかけにじわじわと恐ろしいものに変わっていくのが気持ち悪くもあり心地よかった
    個人的には『花嫁の舌食い』『郵便局』『模範兵士』がすき 
返信の受付は終了いたしました。