• 横谷加奈子『遠い日の陽』読んだ
    人間が虚無を克服すること、青春の感傷と、人生がはじまるきっかけを美しく描いてる
    穏やかで決定的な革命だよね。戻れない場所に捨てたはずのものが、本来持ちえないと思っていたほど大切な宝物になって帰って来た…そんなかんじ。
    そして、2人は「自分」を得たのだ、という静かでまばゆい命の輝き。
    最も暗い夜明け前と、それがかすかな倦怠と共に明ける瞬間の物語