贔屓の魔女に、夏の間は我が城へ避暑はどうかと持ち掛けたら叩かれた。良い案だと思うんだが。ま、たまに時間の流れがズレるし店を持ってたら難しいかな？

ゥゥーー･･･ワオォォーーーン！ グルル･･･ル････

･･･ふぅ、何日ぶりにひと吠えしたかなっと。日の光は嫌だけど、寝てばかりでも年月の感覚が狂ってしまっていけないわね。最近ムシムシ暑いけど、月夜にはこまめに起きておかないと。
それにしても･･･人間、ねえ。正直よくわからないから好きでもないし、向こうだってだいたいはそう思ってるんじゃないの、あたし達のことを。ここに出入りしてるのは、一部の物好きだけだろうし。まあしいて言えば、日の光も夜の闇も平気なあたりはうらやましいわね。

はー今日も一日疲れた、こっちは涼しめな夜だな。
俺はただの人間だけど、血を与えてもらえば魔族の一員になれるとか、なれないとか･･･そういう噂に興味を持ってる。いや怖いし、人間に戻れるわけはないだろうからそんなことはしないけどさ。
ま、これからは魔族さんたちの時間だしな、早めに退散しておこう。眠くなってきたし･･･じゃ、おやすみ。

そろそろ魔法学校が夏季休暇に入る頃か。自由研究とかいって拙い召喚をされるから少し憂鬱。

この時期の人間界は夜でも暑くて遊びに行きづらいなあ

夜の空気がうめぇのぉ

　今日のような夜は姿をくらますのにちょうど良い。さて、奴らのもとへ行こうとするか。

なかなか良い夜だなあ。目覚めついでに風呂を満喫してくるよ。今宵は少し豪華に、黒薔薇の湯にしようか⋅⋅⋅あの香りはやはり落ち着くからね。
⋅⋅⋅ふ、ちょっとした悪戯を思いついた。われらに夢見る人間のお嬢さん方に、この力を込めた花せっけんをひとひらずつプレゼントしてこようかな。人間界にはないであろう妖しき魅惑の香りのおすそ分けさ。

さて。どこの豪族たちを没落させるか…腕が鳴るものよ。精々楽しませてくれ。

風呂嫌いの兄弟を丸洗いしてきたぜ
まったく、困ったやつだよなあ

保守ありがとっ。魔族さんに憧れてるただの人間なんだけど、ここがなくならなくて嬉しいわー。
子供の頃からヴァンパイアのお兄様たちが大好きなの、話せたこともないんだけどね。信じられないぐらいイケメンで色気があって･･･絵の中から抜け出してきたみたい！
一度でいいからお話してみたくて、つい暗くなるまで出歩いちゃうのよね。ああ、生まれ変わったらコウモリになってあの人たちにお仕えしたいなぁ･･･

はて。夜闇が深くなる頃合いですね。多くの境界線を踏みやすく何よりイイ。フフフフ、フフ。

次の新月まで何日だ…？
相棒が起きるまで暇だなあ

やはり風呂のみが日光シェルターとして相応しい。

こんな時間に目が覚めちゃったよ、朝の日光が差し込んできてやんなるなー。
最近は人間たちもこんな暮らしをしてるやつが多いらしいね。僕らと違うんだから、無茶することないのにねえ。

床に落ちていた魔界林檎を食ってる時だが、中から宝石虫が出てきた！虹色でずっと見ていたいくらい綺麗だったから飼うことにした。

保守です～(♦ω♦)
(ちなみに私は魔族のいるファンタジー創作をしております。まだあまり登場人物も固まっていない、設定段階な状態ですが)

同胞たちのために保守だよー。
こんな雨で薄暗い日は夜でなくても過ごしやすくて好きだよーん、おれっちは。

保守でございます。
昼と夜が分かれているのは、人間たちとの住み分けという点で実に母なる闇の采配といえますねえ。