古文ったー

2023年6月4日に作成
なんとなく思い出した古文のフレーズやお気に入りの和歌などを好きに書き込むったー
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  • 此の玄象は、生きたる者のやうにぞ有る。つたなく弾きて弾きおほせざれば、腹立ちて鳴らぬなり。
  • あまの原 そらさへさえや 渡るらん 氷と見ゆる 冬の夜の月
  • 天地の 神の理なくはこそ 我が思ふ君に 逢はず死にせめ
  • 空はなほ 霞みもやらず 風さえて 雪げに曇る 春の夜の月
  • 空寒み 花にまがへて散る雪に すこし春ある心地こそすれ
  • 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする
  • 物皆は新しき良しただしくも人は古りにし宜しかるべし
  • 大空を 照りゆく月し きよければ 雲隠せども 光消なくに
  • 降る雪は あはにな降りそ 吉隠(よなばり)の 猪養(ゐかひ)の岡の 寒からまくに
  • 人言を繁み言痛み己が世にいまだ渡らぬ朝川渡る
  • 月読みの光りを清み夕なぎに水手の声呼び浦廻漕ぐかも
  • 世の中はとてもかくても同じこと 宮も藁屋も果てしなければ
  • 身にしむは庭火の影にさえのぼる霜夜の星の明方の空
  • 闇の夜は苦しきものをいつしかと我が待つ月も早も照らぬか
  • あしひきの 山はなくもが 月見れば 同じき里を 心隔てつ
  • 新しき年の初めの初春の 今日降る雪のいやしけ吉事
  • 新しき 年のはじめに かくしこそ 千歳をかねて 楽しきをつめ
  • 中々に人とあらずは酒壺に なりてしかも酒に染みなむ
  • 月清み 瀬々の網代に寄る氷魚は 玉藻にさゆる氷なりけり
  • 田子の浦ゆうち出でて見れば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける