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魔王ったー
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熱風魔法が例年より早く到達しそうだ。
魔物たちにはこの2日間は例年より薄着でいろと通達したが、聞いてくれているのだろうか...
好意的に見ていたが人間に対する印象が真逆に変わった
でも待ってるこっちはだいぶ暇を持て余すことになるので早めに戻ってきてくれると嬉しいナ!!!
それが何故ここに……マッピングに夢中になってたら辿り着いた、だとォ!?
奴らに目にものを見せてやる!
花粉を!!駆逐せよ!!!
猫系魔物の部下と接する度に身体中が痒くなるのを必死で我慢している
そんな吾輩の様子を見て、猫系魔物の部下が何か吾輩の怒りに触れたのではないかと心配していると別の部下から教えてもらった
これは……本当の事を話した方がいいのだろうか……
勇者の襲来に備えて守りを固めるのだ!
暖かくなると勇者の数も増えるからな!
今年は賃金一律4%upで合意に至った。
我は仕方なく加湿器をかけた。すると、城に黒い模様が……。
お、おお!勇者のような模様が出来てしまった!加湿器は正義の味方という事で封印しておったが、まさしく正義の味方だったようだ!
こうなったら○ビキラーを召喚するしかあるまい……
必要な材料を魔界のそれらしいもので代用してみたが、意外といける。ふにっとした食感も我好みだ。
ちょっと性悪神々と喧嘩してくる
近所にさぁ
ラスボス系魔王いるんだよねぇ
だからまあいいかって魔王業サボってたらさぁ
ウチの城がラスボス系魔王の近くなのにあんまりにも何にもイベントないからってさぁ
なんかラスボス後の裏ダンジョン説流れちゃってさぁ
もうどうしたらいいんだろうねぇコレ
もう100年くらい要らないって言ってるのに!
……そこのかわいい坊や、そう怖がるな。我は人は食わん。
なぁ坊や、帰る場所が無いなら我の城に来るといい。そうしたらおもしろい遊びをたくさんしよう! 我はたくさん遊びを知っているぞ。
そうだお前、花は好きか? 城の近くの川岸にたくさん花が咲いていてな……今度見せに連れて行ってやろう。
ああ、服もこんなボロボロじゃないか! 我の城には綺麗な服もたんとある。好きなのを選んで着るといい。
そうそう、我にはたくさん娘と息子がいてな。まぁ、血は繋がってないが……全員自慢の子どもだよ。お前の良き姉と兄になってくれるだろう。たくさん遊んでくれるはずだ。
眠れない夜があっても心配しなくてよい。我が子守唄を歌ってやろう。
……我の城はいいところだよ。さぁおいで、よければ今日から我の子になっておくれ