短歌ったー

2022年5月26日に作成 #趣味
5•7•5•7•7のリズムに気持を乗せてゆる〜く呟こう!
63ページ目
  • 何となく今年はよい事あるごとし
    元日の朝晴れて風無し

    石川啄木
  • あたらしき年のはじめにかくしこそ
    千歳をかねてたのしきをつめ

    古今和歌集 詠み人しらず
  • 後回ししがちな自分脱ぎ捨てて
    やる気スイッチ ガムテで固定
  • 寒空の下を急いで歩くひと 師走の街はどこか駆け足
  • 人の輪の合間を縫うも行き場なく
    降車ボタンを押せないわたし
  • 混んでると覚悟したけど空いていた コストコの昼 散財の冬
  • 珍しく雪の積もった道の上ぽつりぽつりと猫の足跡
  • サイレンナイ にぎやかな窓の光の外サンタのピザ屋のバイク行き交う
  • 冬至の夜冷えたからだを温める 柚子の実小さな太陽みたい
  • アラフォーは何歳からかいつまでか誤魔化しながらもう誤魔化せず
  • 形式もサイズも味も様々な
    ひとそれぞれの聖夜のケーキ
  • 寒空に五人家族が身を寄せて霜焼け防止する靴の中
  • 忘年会断るくせに呼ばれたい自己嫌悪するこの時期のエゴ
  • 世界一 ちいさな柱 霜柱 大地を薄く 持ち上げて立つ
  • 手ぶくろをしても冷たい指先に缶コーヒーの熱はやさしく
  • 冬将軍 相対するは鍋奉行
    いざ出陣じゃとか言ってみる
  • 朝1匹 夕方2匹 多めだな
    本日見かけた ネコチャンの数
  • 人々に憂さをもたらす長雨にテンション上げるカエルぴょこぴょこ
  • 愛されているのでしょうね 庭先にパンジーが咲く隣人の家
  • 飲み込んだ言葉はしんと積もりゆきわたしの心を白銀にする