もしかして　俳句と違って短歌には
季語は必須じゃなかったりする？

他愛無い話をしたいだけなのに
文字を打っては消してまた打つ

公園の片隅に咲くコスモスの色鮮やかな秋晴れの午後

露天風呂家では烏の行水の私が随分長湯している

秋が来た
ポテト焼きイモ
焼栗ウマシ
ホッとひと息
腹がタプタプ

まだ少ない希望の中で夢だけが強い光を放ってる

秋が来て　夜風に冷やされないように
物陰で僕ら動けずにいる

あらかじめ倒しておいた自転車を再び起こす台風一過

ZOOMしてから昼寝して夜起きて焦ってPC付け課題やる

遠くなるほど透き通る秋空の彼方に聞こゆ鳶の鳴き声

見守っていてくださいと願うとき死者は確かに星なのだろう

夏残る風を辿って来てほしい　その先で僕が待っているから

休みなく願いを聞いて重くなる空は次いつ休めるのかな

夜ご飯 食うより寝るが 勝る夜
下の句なにも 思いつかない

また一人 退職挨拶 受け取って
出会いと別れは 赤字決算

夏風に　髪揺らしてた　過去遠く
膝小僧の　傷あと名残り

公園のベンチで眠る三毛猫はくじら雲の背に乗る夢を見る

晴れている今日の気分は焼き立てのクロワッサンのように軽やか

ぽっかりと月の浮いてる畦道に鈴虫が鳴く十五夜の夜

伝えたい事はなくとも五と七の
リズムで遊ぶ ったーは愉し