翌日の朝は早いのに寝付けない焦りばかりが募る真夜中

どーんどんどこだどこだと探したらやっと見えたよ最後の一花

日焼け止めなくしてカバンあさりけりジリジリせまる出勤のとき

昨日でも明日でもない境目に立ってる感覚午前3時

少しだけ少しだけならいいよねと今月もまた課金している

保守
たぶんゆめのレプリカだから水滴のいっぱいついた刺草（いらくさ）を抱く/加藤治郎

言えもしない心のもやもや別にして勝手に乾く洗濯物たち

味気ない夏のパズルを埋めた蝉
夜は鳴かない気遣いが好き

金曜日七日に一度でありはせど替え難きかなこの晩酌

何処行った？創作意欲は帰宅した途端に消えてペンも持てない

イヤホンをさして歩いた目の前の誰の言葉も聞きたく無くて

誕生日誰より早くお祝いをしてくれたのがGoogleさ…

少し目を離した隙に焦げていた食パンの炭広がる苦み

玄関を一歩外に出て見回せば空も空気も全方位夏

急須より急須の味と謳ってる急須を極度に美化してるお茶

挨拶をしたきり一度もリプライを交わすことなく遠くなる人

落っこちたセミの死骸を悪意なく玩具にしてる茶トラ野良猫

夏の夜飯食うために火を使う火を使わぬ飯もあろうが

夕方に　やっとやる気が　湧いてくる
どうにかしたいよ　毎週土日...

猛暑小麦畑を焼く日本の水田燃えぬのか