しりとりで小説作ったー

2022年7月9日に作成 #ネタ
しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!

NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
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  • ルビーが光り出した。シオンとレリアの、両方が。しかし、老執事は動じないふりを見せた。「今さらその石の力なぞ!」。竜の船から砲弾が降り注ぐ。
  • 「ははっ、容赦ないね。この人」と、どこから出したのか不明だが、光線剣でシオンを守る。
    「あなた達は…、シオンとは赤の他人なんだよね…?なら、ジュンの言う通り……シオンの人生を邪魔しないで」
    細い声のレリアだが、その言葉には怒りがある。
  • 「うだうだと貴様らは何を話して!」ゼノと思われる凶戦士がシオンに刃を振り下ろす。その刹那、ジュンは……
  • 「のんきな奴だと思ったら、案外侮れないね」
    ジュンはシオンを見ながら言う。
  • 「と、とにかく今は逃げよう?!」とレリアは声を震わせた。
  • 「たわけが! 知らん人間が口出しするな!」突如激昂した老執事は仕込み杖を抜くと、恐るべきスピードでジュンに突進。ジュンも銃で応戦する。と、そこに割って入って光線を弾いたのは、鎧の凶戦士だった。ジュンは驚きを隠せない。「レーザーを弾くって、どういうこと?」
  • 「立場をわきまえてください、お嬢様」と老執事は冷たく言った。もう弱い自分ではないとシオンは思っていた。しかし、老執事から溢れ出る冷徹さに怯えて震えだす。
    「あのさ、立場をわきまえるって何?意味わからないんだけど。アンタさ、シオンの生き方に口出してるわけ?やばいね」
    ジュンは煽る様な口調で老執事に向かって言った。
  • 「うそ……ゼノ、なの?」。シオンはその戦士の姿に怯えつつも聞いた。返事はない。もう彼に理性が残っているのかどうかもわからない。異様な雰囲気、強烈な敵意だけが伝わってきた。
  • 「待って…なんでいるの…?」
    老執事を見て、真っ青になるシオン。
    レリアとジュンは直感で彼女を守らなくてはと思った。
  • 一気に塔の頂上に登った。ジュンも頂上に立った。三人は顔を見合わせる。と、そのとき、突然、閃光に照らされた。大型の飛空艇。そこに姿を見せたのは老執事と若い戦士。「ここまで来るとは思っていませんでしたよ、お嬢様」
  • 「多分、簡単に持ち上げられるよ」とレリアはジュンを抱きかかえた。
    シオンの時と変わらず、すいすいと上昇する。
    「アンタ、力持ちなんだね」
  • 「ねえ、準備はいい?」とレリア。シオンがうなずくと、レリアはシオンを抱きかかえ、飛び始めた。思いのほか、すいすいと上昇していく。そして、あっという間に塔の先に降り立った。レリアはすぐに、「じゃあ……つぎはあの人を連れてくる」と言った。シオンは周りよりも、レリアとジュンから目を離せなかった。
  • 「楽しみだね、上の世界」とシオン。
    ジュンは頷くだけだが、レリアは不安そうな顔だった。
    彼はそれに気がつき、レリアを励ますように言う。
    「大丈夫でしょ、そんな顔しなくても。なんとかなるよ。そこの能天気なシオンもいるしね」
  • 「うるさいな、なにがおかしいんだよっ!」とジュン。「それじゃあとにかく、このうるさいのをまず連れて行けよ。ここで見張っててやるから」。「わたしたちだけでそのまま行っちゃうとは思わないの?」とシオン。少し照れたように「うるさいな、早く行けよ」と返した。
  • 「たしかにシオンの事は運べると思うよ。でも俺は男。シオンより重たいはずだから、アンタは俺を持てるわけ?無理とかするくらいなら、やらないで欲しいんだけど」
    素っ気ない感じのジュンだが、レリアの体力も心配している。その事に気付いたシオンは、フフッと笑う。
  • 「すみません……わたし、同時に2人を連れて飛ぶ力はない」と、レリア。「でも、一人ずつなら、飛べるかも……」。シオンとジュン、思わず顔を見合わせた。
  • 「い、いいの…?」とレリアは怯えながらもジュンを見る。
    「べつに。アンタは、俺を奴隷のように扱った悪魔羽じゃないからね。……本題だけど、どうやって行く?」
    その事に3人は頭を悩ます。