雨がしないこと（Aロマという単語は出てこないけど主人公は恋愛をしない、そんな彼女の様子を周囲から恋愛する人々の視点で描かれることが多い漫画　個人的にはそこまで当事者向けではないように感じた）で不倫したキャラが出てくるんだけど「何で不倫したのか」と聞かれて「自分だってやばいと思ったけど好きになっちゃったからもう駄目だった（ちなみに彼女は訴えられた時のために自分の貯金を慰謝料に回す準備を冷静にしていた）」と言うんだけど、正直嫌悪感がどうというより、全然感覚がわからねえ……と思った
この恋愛における「好きになったからもうグイグイいかないと無理」って好きという感情がどうというより、衝動性の問題なんじゃ？という気はするんだけど
衝動性が人によって強くなりすぎる→「好き」でいるだけでは無理で、「一緒にいる」ために行動する（衝動性が抑えられない結果、場合によっては倫理的でない行動をとる）みたいな
でその衝動を「好き」だと思ってるというか……

AセクやAロマについての本またないかなと探していたら、Lovelessという洋書があるそうなんだけど和訳はまだされてないっぽい
何かやっぱりAセクやAロマについては海外の方がこう本が手に入りやすいんだろうなあ……英語力を何とかして身につけるしかないかなあ

ストーリー・オブ・マイライフ（2019年の映画、ジョーから見た実写版若草物語）で、ジョーが「なぜ愛せないのか、自分でもわからない」「結婚だけが女の幸せなんて絶対に思わない。なのに、たまらなく寂しいの」という台詞があるけど、正直分かるなあと感じた
「あなた（告白してきた幼馴染）を愛せたらどんなに良かったか」とも確か言っていたように思うんだけど、別にあなたと恋愛して幸せになれたらどんなに良かったか、ではないんだよね
本質的には「周囲が言っていることを理解できて、寂しさを感じることがなければ、自分の人生はどんなに良かったか」なんじゃないかと思う
この映画自体はまあ若草物語が1800年代の話なので、女性は男性と結婚することが当たり前も当たり前、だから作中に恋愛要素がないわけではないんだけど、ジョーにすごく共感してしまうんだよね
ラストもなかなか考えさせられる感じ

「もうこんな社会から抜け出してどっか楽園に行きたい、何か綺麗な海で浮き輪に乗ってぷかぷかしながらぼーっとしてたい」自分と「恋愛至上主義やsei的な物はなべて素晴らしい概念を強要されるの本当にクソ」という自分と「なんかちょっとでも勉強したらマシになったりしないかな、せめて後世のAセクAロマの人たちが何とかなるような」という自分が分裂して存在してる感じがある
今は浮き輪に乗ってぷかぷかしたい

非モテに「(パートナーが)欲しいのに手に入らないのと最初から欲しくない人じゃ前者の方が辛くて当然」と言われたの何度思い出しても「そんなんだから非モテなんだよ」という嫌味な感想しか出て来ない
欲しいのが当然の世界で欲しい人同士が助け合うとより楽になる制度の下で欲しくない、上手く受け止められない人間のしんどさなんか理解出来るわけないんだから互いに言及しなくていいんだよ

ある創作物に「他人と手も繋ぎたくないアセク」ってキャラが出てくるらしく、それが「アセクだからって手も繋げないなんて考えにくいちゃんと勉強してから書けセクマイを商業利用するな」と批判されてるのを見てしまってスキンシップ全般NGのAセクAロマな自分無事流れ弾を食らう

別に手繋いだ瞬間ショック死するわけじゃないから繋ごうと思えば繋げるけど、こっちは手繋いだところで愛情も友情も感じない虚無しかない（むしろ自分の好きに体を動かせなくなるデメリットしかない）のに世間的には「手を繋ぐのは愛情や友情があるということ」てなってるからやりたくないって話なんだよ
こっちからすれば意味のない行為だけど世間的には裏の意味がゴテ盛りされてるのを経験から学習して知ってるから「これを許すってことは愛情や友情があるんだから次はあれも！これも！」ってなるのが嫌でやりたくないんだよ

好きな作品があって、その作中のメイン2人の関係性が恋愛的な意味でなく「愛情があっていいな」と思ってたんだよ
それでその作品が好きな友達と盛り上がった時に「ねー絶対あの2人恋愛になってほしいよね！？」「ほしい！」って言われてすごい衝撃だったんだよね
「えっ……恋愛に、なってほしいの？この関係性から？恋愛に？」みたいな
それから少しして作中でその片方が片方に告白した時は正直ショックで一回読むのをやめちゃったんだけど、風の噂で「最後2人は恋愛関係にならずにハッピーエンドで終わるよ」と聞いてほっとした
今改めて最初から読み直している

鈍感じゃねーんだよ！！！
そういうの向けられるの苦手だから断ってんだよ察せないの？

長いので下げます

自分のsei的指向に纏わるあれこれで嫌になった時、部屋中のカーテンを閉めて部屋を薄暗くすることがある
世界と自分が隔絶されてる感じがちょうどよく落ち着ける

独身で結婚してない友達がそのことで自虐するたびに傷つく
でも何て言ったらやめてくれるのかわかんない

「愛してくれるなら愛してほしいけど、恋愛はしたくない」これにつきる

「リア充」って言葉が恋愛絡みでしか使われないの理解できん。
私にとっての「リア充」は「雨風しのげて、とりあえず自分一人生活できる。欲を言えば趣味とかできるといいな」なので。もちろん人それぞれ色んな解釈があっていい。
そりゃ信用できる相手はほしいけど恋愛はいらないんだよね。

やった！ヒロインに憧れてがAmazonで出てる！
これは少女漫画が好きで彼氏とかいたらいいなと思ってた高校生の女の子が、実際告白されてみたら「あれ案外嬉しくないな？」というところから悩み……というAセク読み切り漫画なんだけど、やはりしみじみといいなと感じた
紙の本でもぜひ欲しい

無理やり婚活してストレスのあまり体調を崩しかけて、やめたらすっきりしたし恋愛してない今の自分のことは嫌いじゃない
ただこのまま年齢を重ねていって、仮に未来でAセクAロマが認められるようになっても同年代で話がずっと合う人っていんのかなあ、そういう人がいなくなってから本当に孤独になってしまうのかな、とか思ってしまう
家族はどうしても恋愛や結婚したくない自分の話を聞いてくれないし
愛されたいは愛されたいんだけど、別に恋愛的な意味での愛されたいじゃなくて「自分が帰る場所が欲しい」っていう意味合いの感覚がずっとある
これがあと何十年も続くのかもしれないのか……と思うと本当に鬱屈としてくる
それでも自分を偽って生きるのは無理だけど

自分が恋愛しないことに関しては良いとか悪いとかも思わんし本当にどうでもいいんだけど、時々猛烈に劣等感みたいな気持ちが襲ってくる時があって、
めちゃくちゃ嫌いな奴が彼氏彼女の話とか子どもの話をした時に
こんなクソみたいな奴ですら恋人(結婚)が出来るのに自分は誰からもあﾞいﾞさﾞれﾞなﾞいﾞんﾞだﾞ泣
ってなる。笑

ネットやってると関係ないとこ見てるのに子供産まない女は◯処分すべきとか過激な意見が目に入って辛い。私は恋心も母性もないから身近にも内心蔑んでる人はいるかもな。万人に好かれようとはとっくに思ってないのでそういう人に目の敵にされるのは諦めてるけど、出産が本体のように言われると辛い。

そばかす観た
恋愛感情やsei欲がない（作中にAセクやAロマという単語は出てこない）佳純が主人公の話
結婚をしろと言う母親や、すでに結婚している妹（何となく恋愛至上主義っぽい）と、まあ家族からの不理解がある
お父さんだけは佳純のことを、ただそこにいる佳純として接している感じ
そんな彼女の日常を描いてるんだけど、とりあえず「『恋愛や結婚に興味ないと言って意気投合してた』異性の友達が自分に恋愛感情抱いてた」のに嫌な記憶がある人にはお勧めしない
個人的には最後まで見て良かったなと思った
当事者の生きにくさを、劇的じゃないけど見事に表現してるので
以下好きな台詞

思い返してみると昔から自分の幸せの中に恋愛とか結婚とかはなかったな

なんで家族を作るのに「発情」が必要になるかがサッパリわからない