某漫画について　長いので下げます

sei的多様性が認められている、というのが「色んなsei的指向の人を、自分の好きな時に自分がsei的に消費する自由があるし、それを大っぴらに騒いでいい社会」だと思ってる層はいる気はする
そういう人達はあくまで自分から見てファンタジーの住人だと思ってるから、自分たちがそうやって騒ぐことで生身の当事者がどう思うかなんて考えないし、むしろ「消費することでちゃんと存在を認めてあげてる、暴言なんて吐いてないから自分は差別に加担してない」まであるんじゃないだろうかと思う瞬間がある
sei的多様性が認められている社会というのは色んな当事者がちゃんと1人の生身の人間として尊重されていて、そんな他人から消費される存在ではないことが当たり前な社会じゃないかな
せっかくAセクAロマ、もしくは恋愛至上主義じゃない作品だと思ったら外野からぶち壊された気分になったこと、二度や三度じゃないし

AセクAロマのキャラが出てるらしく、へーと思ってたんだけどその作品に沼った人たちが「あのキャラがAセクなのがミソだよね！」「あのAセクAロマのキャラがセクハラされて嫌がってるの萌え！」みたいな言及が多くてなんか吐きそうなほど不快になった…必死こいて生きてるのに娯楽の一部にされてる感

恋愛に関してはやっぱり独占したいとかそういう感覚に振り回されるのは分からないんだけど、「一緒に幸せになろう」より「一緒に地獄に堕ちてほしい」の方がまだ信用できる、というのは何となくわからんでもないなと思う
自分が苦しんでいるものからどうやれば救われるのかわからなかったり、苦しみがもう自分の一部になってしまっていると「苦しみごと理解されてないと自分を理解されてる気がしない」になって、好きだとか何だとか言われても「何の根拠もない感情だけの話をされても、あなたの何を信用しろと？」となるし
共感のない感情なんて血が通ってない幻、みたいな
でもその「一緒に地獄に堕ちる」すら、ある日突然終わったりするんだよね、人間の心は変わるから
だから結局地獄から這いあがるのは、自分で頑張るしかないんだけどさ
まあ社会的マイノリティの場合は、それのスケールが社会なのでマジで這い上がるまでの道のりが長すぎる……でもとりあえずまだ生きてるから頑張りたい

恋愛出来るようになりたかった！ってAセクAロマの人はいるのかな。

seiにも恋愛にも嫌悪は無いけど、自分の事としては考えられない。
全ての人類のことがうっすら嫌いだし、
sei的なものに限らず、人に触られるのも触るのも気持ち悪いんだよね。
(医療行為とか、散髪とか必要な事は大丈夫)

恋愛の物語とか見て、登場人物の感情の機微とかは理解出来てる気がするのに、共感が出来なくてすごく苦しい。
自分はこういう気持ちを体感することは一生ないんだなぁと思ったり。

自分以外の関係性なら想像したりもできるのに、自分に置き換えた瞬間電源がプツッと切れたように想像出来ない。

ここ見てると自分がAに属してていいのかもわかんない。

自分のことするままならないね。

「Aセクなんて関係ない、お前は俺の娘だ」みたいな台詞が恋せぬふたりであったけど
あれは愛情自体は感じないわけじゃないものの「すごい無理解から生じている」と思った
辛い思いをしていたのは「Aセクだから」じゃなく「Aセクであることで受ける社会からの扱い」、つまり指向そのものじゃなく社会的ない立ち位置なんだよね
そんで立ち位置から受ける差別や偏見そして無理解が辛いんだから、「Aセクなんて関係ない」は一番咲子を苦しめる言葉だったんじゃないかと今は思う
結局それは、愛情はあるとしても「俺は今後もそのことについて理解はしない」ということでもあり、理解をしないなら無意識のうちに差別や偏見を変わらずに押し付け続けるだろうな、苦しみが続くだろうな、とも思うから
恋せぬふたり自体はまあハッピーエンドだったけど、個人的にはあのお父さんと咲子は今後どう付き合っていくだろうか……とつい思ってしまう瞬間がある

そろそろAセクAロマの人達が色んなことを楽しんでいるだけみたいな作品も読んでみたい気がする
特に恋愛やseiに関する話は出てこないし誰もそれに対して違和感を全く抱かない感じの
いっぱい話していっぱい笑って晴れやかに別れて眠ってまた明日を楽しみにするような、そんな話を読めたら、希望が抱ける気がする

個人的に創作物でAセクAロマが出てきた時に浮世離れしてる感じだとモヤッ……としてしまう
恋愛のことがわからないからこそ恋愛について新しい見方をするだろう、わからなくて興味がないだけでそんなに嫌悪感を抱かないだろう、でもわからないからこそ普通の人とは違う感じだろうと期待のようなものを感じると、嫌悪感が強い身としては「都合のいいように利用しないでくれ」と叫びたくなる
当事者が描いてるかもしくは当事者の監修がある方がやっぱ安心して読んだり見れるな、当たり前だけど

今は受け入れてるけど最初から私はAセクAロマです！！！って開き直れてたわけじゃないんだよなぁ　これでも自分でおかしいのではと思ったり、恋愛感情が分かるようにならないか模索してみたり、色々悩み抜いた末の自認なんだよ　だから偏見のせいで非モテの安易な逃げ込み先みたいに扱われてるのかなと思うと本当に嫌な気持ちになる

Aロマを伝えてようがなかろうが、こっちが相手に対して恋愛的に興味ない態度取ってるとあの手この手で変えようとしてくる人うざすぎる…。無理だって言ってんだが。どうせ大多数の人には恋愛しないって通じない話だし誰にも話したくない。人は信じない。

AセクAロマじゃないと認識している人ももしかしたら他者に対して「好き」って気持ちの自己暗示が強いだけなんじゃないかという疑念が拭えない。それくらい理解できない自分がいる。

今後新しく出てくるsei的指向もあるとは思う
そういう時に「そんなものはsei的指向ではない」とか言わないようにしたいと思ってる
AセクやAロマも一時期精神的な病気扱いされてた（まあこれは同性愛も永らくそうだったけど）し、特にAセクは今もsei機能障害と言われたりすることがある（これはそもそもsei嫌悪を疾患扱いする社会の歪みだと思う）し
自分の一部を表すのにしっくりくる言葉にやっと出会えてほっとして、「自分はおかしいわけではなかった」と少し人生を前向きに捉えられた時にそういう言葉をぶつけられたらまた絶望的な気分になるのは想像がつく
「それってどういうこと？」と聞く機会があったとしても、揶揄は絶対にしないししたくない

女は皆が皆結婚したくて、出来ないと必死で婚活して手遅れになったら拗らせて負け組独身女性は孤独に苛まれながら男を叩くみたいな認識の男多過ぎ
恋愛感情分からない自分はもちろん周りにも恋愛に興味薄い女性は割と居たからそんな必死になる人ばかりって言われると架空の存在の話してるように見える。統計上は若い世代になる程無関心なのに…。

マッチングアプリでの出会いで、理解があるヘテロの人とカミングアウトした上で結婚したので、いち体験談として誰かの参考になれば。
世間的に褒められた関係ではないしAセク界隈から見てもどうなんだろうと思うので下げます。

これまでの人生のどの時期を振り返っても恋愛が入るスペース無かったな〜と思うしこれからもなさそうな気がする

私は自分の恋愛感情の無さに加えてsei的な違和があるというか…男らしくなりたいって思ってるわけじゃなく女は女なんだけど、恋愛で期待される女の役割(ポジション)が気持ち悪くてどうしても受け入れられない。例えば甘える、恥じらう、リードされて喜ぶ等何一つしっくりこない。今まで好意を向けてきた人は多少なりともそんな反応を期待してきたので応えられないなと思った。男が良かれと思ってやってるであろう、そしてプライドなのであろう、俺がリードする守るって態度が偉そうでむかつくなんて本音言えるわけない

恋愛をする人に対して攻撃的なので下げ

職場の親しい人との飲み会とかで、その人の恋愛とか結婚の話になる度に、その人の恋愛をしている一面を想像してしまい気持ち悪くなってしまうし、世間一般はこうやって生きるのかと自身の将来が不安になるし、恋人がいない自分の社会的価値がとことん低いものに思えるし…。めちゃくちゃ帰宅して1人になってから感情が押し寄せてきて気持ち悪くなる。自分の価値はこの際どうでもいいけど、人の恋愛を察して気持ち悪くなるのは更に自己嫌悪。創作物の恋愛はいいのに、現実の身近な人だと気持ち悪くなるのなんでだろう…。

AセクorAロマだ、と表明していた人が実は誰かと恋愛関係にあったり、もしくは結婚していた時、「AセクorAロマなんて嘘なんじゃん」とか嘲笑ってくる外野はいたりするけど
結婚してようが交際してようがそれこそ何もそんなことをしてなかろうが、本来別になんだっていいはずなんだよね
指向は同じでも置かれてる状況はみんな違うので、自分の人生で選びたいものもそれぞれ違うし（アローAセクだってsei的指向＝ライフスタイル全部一緒じゃないから）
どうにかしなくちゃいけないのは偏見が助長されやすいこの現状であり、そして偏見に晒されることが怖いから黙ってるけど、でも社会的なマイノリティであることでしんどさは抱え続けてる人が少なからずいることじゃないだろうか
だから安心して自分のsei的指向もしくはそれに関する悩みについて話せる場所が、現実もしくはネット上にもっと増えることがまず大事な気もする
偏見に一度傷ついたらまだまだ傷つきっぱなしになりやすいし

「品行方正で異性ともそんなに遊ばず趣味が好き」みたいな感じの人を「優良物件」と称してどうにか紹介してもらえ、みたいな話をネット上で見たときものすんごい嫌な気分になったな
まず1人の人間であって断じて物件なんかじゃないし、「こういう人は恋愛関係になれば自分を大事にしてくれるはず」という思い込みが透けて見える感じも嫌だ
そもそも恋愛をしたくないかもしれない、という視点がまるで抜け落ちてるのもすごい嫌
そういう一方で「こんなに人格的に問題ないのに恋人がいないなんて、さては裏ではやばい趣味が」あるいはもっとストレートに「問題があるんじゃ」と揶揄絡みで言ってる人を見たりすると心底うんざりする
人を物件扱いしたり粗探しをしようとする方が、人間として問題のある振る舞いだと思わないの？