AセクAロマったー
無性愛者故に思う事を書き込める場所です。原則として【アセクシャル・アロマンティック・その両方】のいずれかに該当する当事者のみが書き込めます。
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恋愛感情やsei欲がない(作中にAセクやAロマという単語は出てこない)佳純が主人公の話
結婚をしろと言う母親や、すでに結婚している妹(何となく恋愛至上主義っぽい)と、まあ家族からの不理解がある
お父さんだけは佳純のことを、ただそこにいる佳純として接している感じ
そんな彼女の日常を描いてるんだけど、とりあえず「『恋愛や結婚に興味ないと言って意気投合してた』異性の友達が自分に恋愛感情抱いてた」のに嫌な記憶がある人にはお勧めしない
個人的には最後まで見て良かったなと思った
当事者の生きにくさを、劇的じゃないけど見事に表現してるので
以下好きな台詞
もう恋愛匂わせみたいな感じなものをなるべく読みたくなくて
だから恋せぬふたりでAセクAロマの人を2人出して「同じAセクやAロマの人でもみんな同じような人格なわけじゃありませんよ」という表現になってたのは良かったな、と思う
「AセクやAロマ、色んな人がいます!」っていう表現は、偏見をどうにかする一助になるんじゃないかとも思う
自分の指向について悩んだり迷ったりしない人の方が多いなんて
何でこうなる前に恋愛の段階を挟むことを強要されがちなんだろうな、と思ってしまう
感情の問題がどうしても挟まってくるから
そういう時に2人で第三者に相談できる場所があるといいと思う
文字通り恋愛相談所みたいな……相談する前に恋愛関係になりたかった方には「何故恋愛関係になりたいのか」、「なることであなたは何を得たいのか」、なりたくない方には「これから相手との関係をどうしていきたいか」「相手と関係を続けることであなたは何を得たいか」みたいなのを事前にアンケート取るの
相談員は色んな指向の人がいて、でも恋愛至上主義ではない感じで、それぞれ相談に乗りたい人の指向に合わせて相談乗ってくれるみたいな
そうしたら恋愛感情を急に向けられても1人であれこれ悩む時間は減る気がする
なので苦しみを最小限に抑えた授業にして、必要に応じて支援を受けられるような措置を講じる必要性を理解した上で行うらしい
めちゃくちゃ必要なことじゃんこれ……日本でもやってほしい
sei嫌悪割とあるAセクAロマだけど、真面目に配慮して授業してもらえてたらもっと人生違ったんじゃないかと思う時が時々あるし
まあキツい……正直、密やかな偏見+ド直球の偏見(はっきりマイノリティに対して「気持ち悪い」と言う表現をするキャラがいる)の描写が割とある
主人公は偏見が嫌だと感じてるけど、どういう風にそれを表現したらいいのかわからないマジョリティ側だった で実は他の指向を疑われていた人物はAセクという
まあ「気持ち悪い」というキャラが何故そこまで嫌うのか説明シーンがあるから理解はできたし、「そういう映画とか見た感じでやればいいかと思ってたけど、でもちゃんと自分の頭で考えなきゃって」という台詞は嫌いじゃない
ただ当事者向けというよりはアラiの人向けかな、とは思った
どうやら「LGBT」から「T」を抜いた「LGB」という概念を使うことを推奨する立場の人がいるらしい
おそらく「LGB」は性的・恋愛指向の話で「T」は性別のアイデンティティの話だからこの2つは違うものじゃないのかということなんだろう
じゃあ、なんで前者にAが入らないの?
もしかして人類は必ず性的・恋愛指向の対象を持つ、そうではない人間はいないとでも思っているの?
この「LGB」を使いたがる人は「T」を存在しないものとして差別する人が多いみたいだけど、同じ口で「A」の存在も否定しているじゃねーか
羨ましいな〜13、14歳くらいでそういう授業を受けられるのは……しかもちゃんと「どんなに相手のことが好きでもやりたくなかったらそう言っていい」的なことをはっきり教えてもらえるそうだし まあこれはイギリスでは10代の妊娠と中絶が多いから、少しでも件数を減らすために政府が力を入れているからだそうなんだけど
こういうことを学校で教えてもらえるだけでもAセクの生きにくさは減るんじゃないかと言う気がする
イギリスのAセクの人はどうしているのか気になるところでもあるけど