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悪役令嬢の中の人のぐちったー
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作者は、乙女ゲームの本来のヒロイン+ヒロインに投影するユーザー、その両方を笑いものにしたいんだ
やっとわかった
ヒロインは実在しないけれど、ヒロインを大切に思うユーザーは実在してる、そして、ヒロインを大切に思う気持ちも現実の気持ち
作者が笑いものにしたいのは、現実のユーザーなんだ
本を売る相手=乙女ゲームの非ユーザー
本を読んで悔しがらせる相手=ヒロインに投影する乙女ゲームのユーザー
しかも
作者のみならず、乙女ゲームをしたことがない非ユーザーである読者もピナを通して乙女ゲームユーザーをバカにする、バカにしていい相手として認識する
ああ疲れる
作者の悪意を理解すればするほど疲れる
でもこれ
ひどいよ
作者は確かに、乙女ゲームユーザーを「バカにしていい相手」と認識してるよ
でないと、悪令中なんか書けない
ナズナ氏も同様に乙女ゲームユーザーをバカにしてるのかはわからないけれど、作者は間違いなく乙女ゲームユーザーをバカにしてるよ
そっちもコミカライズまで行ったけど、最近打ち切りになったっぽい
共通してるのは、引きずりおろされるのは本来のヒロイン、すさまじい辱めを受け、でもそれは彼女の自業自得という形にして正当化、そして作者読者が一丸となって彼女を笑いものにする、という点
そしてもう一つ
本来のヒロインをそういう目にあわせるのは普通は読者からの抵抗があって無理だけど、読者たちの抵抗をなくすために、ある工夫を作者たちはしている
それが、「本来のヒロインは体を別の女に、転移あるいは転生してきた別の女に乗っ取られている、悪いのは乗っ取った女であって、私たち読者は本来のヒロインではなくヒロインの体を乗っ取った女を笑いものにしてるだけだから問題ない」という免罪符をわざわざ用意している点
書いていて吐き気がする
そこまでして、悪意を正当化しようとする作者がすごく気持ち悪い
こんなものに流行ってほしくない
物語の中やさまきぶろ本人だけでなく、読み手である私達からも悪意をぶつけさせたいのだろうか?
いやはや…解らないや。
この言葉を使うことで、ピナの自業自得です、と同意するのと同じ意味になるんです
作者は、自分ではなく、ピナの自業自得、登場人物たちのしたことだと読者に思ってほしいんです
全部作者の意図したことしたことさせたことだと気づいてほしくないんです
「私はこういうの相手にするの参考になるし楽しい(暗黒微笑」じゃないよ。何してるの?
自分のせいで訪れた災厄なのに「世界を災厄から救う旅に出る」主人公
こんなクソゲーが乙女ゲームだなんて思われたくない
主人公に自己投影して恋愛するゲームなのに主人公の恋愛のせいで闇堕ちする可哀想なキャラがいるってなんだよ
作者的には偽ピナを真ピナを分けて真ピナは良い子(=乙女ゲー主人公を貶してるわけじゃない)ってことにしたいのかもしれないけど
真ピナというか元のシナリオだって被害者令嬢レミリアたんを追いつめて世界に災厄をもたらす(そして全て自分のせいなのに世界を救うとかぬかす)クソ主人公なんだから十分貶してるよ
まあレミリアのウェーブ金髪もなんか古臭いような気がするんだけども
ウィルが作者史上最高の出来だからというより、インプレで承認欲求満たせないからとしか思えない
自己愛全押しのコレは百合ではない
偽ピナに実在の人物がいてあんな酷い目に合わせている部分だと思う
近所の本屋からもう悪中は見当たらない若しくは最新刊が山積み若しくは1巻から6巻がセット売り、当然売れない。(多分返品もしてる可能性がある)
恐らくポップアップストアも思うように売れてない。
更に言えばナズナ氏の絵柄でアニメは難しいと思うのでアニメになったらキャラデザ変更はほぼ必須で信者ブチ切れの可能性がある。
(そもそもナズナ氏のあのピナやレミリアの変顔で人気が出たので)
あと話数も少ないだろうし、マトモな制作会社が悪役令嬢という既に飽和状態のジャンルで、こんな内輪にしかウケない漫画をアニメにしてくれるかどうか…