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高校でLGBTQ+についての教育で、Tの当事者を呼んで授業することになったそうなんだけど『「どうして自認してる性別になったことないのに、今自分が自認してない性別だってわかるんですか?」って聞いてやろうと思うわって娘が言ってた』みたいな投稿がSNS上でされてて波紋を呼んでたのを見たんだけど
そもそもそういうことを勝ち誇ったように投稿するなよ……というのも勿論ありつつ、AセクやAロマに向けられてる「恋愛やsei的接触をしたことないのになんで自分には向いてないって分かるんですか?」に似たものを感じて、これを見た当事者はどれくらい傷ついただろうかと考え込んでしまった 特にその授業をする人の目にも入ったかもしれないし
教育は本当に大事なのは間違いない、教えてもらわなきゃ何が差別で駄目なことなのかわからないんだから
でもそれはあくまで傷つける人を出さないために行われるべきであって、「マジョリティを納得させるため」ではないはずなんだよ -
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何となくだけど、戦争経験者の話を聞きましょうみたいなノリで、LGBTQ+の当事者の話を聞きましょうになってんじゃないかという気もするけど
前者は別に社会から当事者に差別意識が向いてたり暴言を吐かれるみたいな立場に基本的にないから、何というかそのまま話を聞くフェーズに入りやすいけど
現状sei的マイノリティはそうではないじゃん
だから質問する側にも「この指向は基本的にどういう状態なのか」という基礎知識+何本か実例を紹介した後で、当事者に質問するタイプの授業をやるくらいの事前準備は必要な気がする
その質問をする際にも、事前に質問の仕方を教えるような(例えばAセクやAロマなら、『何でそうだって分かるんですか?』でなく『嫌だったらごめんなさい、恋愛やsei的な接触をしたくないってどんな感じ?』くらいの方がまだ個人的にはマイルドな気がする)授業を挟んだ後でやる、の方が当事者も傷つかずに済むんじゃないかと思う -
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授業を担当する当事者以外にも、そのクラスに当事者もしくはそうかもと悩んでる人がいるかもしれないんだから
「自分を納得させられるなら話を聞いてやる」でなくて「どういう風に他人に接したらいいのか考える」というのが他人の話を聞くということじゃないかとも思う
まあ実例を引っ張ってくるのが難しいところだとは思うんだけどな……でもやっぱり、誰かを傷つけることで成立する理解なんてないよなとも思うので -
(Tについて言及がある、ひょっとしたらここにもTの方がいてSNSで見かけて辛い思いをしたかもしれないので下げておく)