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だから、どんな言葉も
愛ゆえの鞭なんだって、
私のことを思って、厳しいことを
言ってくれているんだって、
無邪気に思ってた。
何の疑いもなく信じていた。
でも、違うって知った。
思い知らされた。
私の人格は褒めてくれるけど、
ハードルを越えたら褒めてくれるけど、
でも、私の気持ちは聞き入れてくれなかった。
好きなものも意見も否定された。
その時から、お父さんの前では、
自分の気持ちや意見を隠して、
お父さんの顔色を伺って、
機嫌が悪くならないように
細心の注意を払いながら、
生きるようにしてた。
まるで、綱渡りみたいだった。
いつ、機嫌が悪くなって、
喧嘩が勃発するか分からないから。 -
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それが怖かった。
喧嘩なんてして欲しくなかったから。
見たくなかったから。
そんなことが積み重なって、
とうとう耐えきれなくなって、
お父さんに反抗した。
お父さんに反抗するのは怖かったけど、
自分の中の勇気を振り絞った。
でも、何も変わらなかった。 -
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いつか、変わってくれると期待してた。
優しくなってくれるって、
あの時のことを反省してくれるって、思ってた。
私の気持ちを、ちゃんと聞いてくれるって、
分かってくれたんだって思ってた。
だけど、ある一言で、
本人にそのつもりがなくても、
見捨てられた気がした。
切り捨てられた気がした。
でも、自分がお父さんの期待に
応えられない出来損ないだったから、
切り捨てられても、見捨てられても、
しょうがないよね。 -
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ここまで書いといてなんなんだけど、
自分のお父さんが
毒親とまで言えるかどうかは
正直言って分からないし、自分が弱いだけで、
自分の被害妄想が酷いだけで、
本当は、本当のお父さんは、
私のことを愛してくれていたのかもしれない。
そのことに
私が気付けなかっただけかもしれない。
でも、お父さんからされたことが
まだ心の中に残っていて、
お父さんを悪者にして、
恨んでいたい自分がいる。 -
何度ハードルを越えても、
また新たなハードルが追加される。
永遠に終わりがないこの状況から
早く抜け出したかった。
でも、そう思う反面、
お父さんから期待されなくなって、
見捨てられるのも怖かった。
期待されることが重荷でも、
期待されていたかった。
本当に期待されなくなったら、
自分は、自分には価値がないと言われるようで、
怖かった。見捨てられるのが怖かった。
あの頃の自分は、
お父さんに愛されていたかったから。
愛されていると感じていたかったから。