• uBSNuq11月7日
    さよならミニスカート
    大事なテーマを描いているしストーリーも面白いけど、アイドルが苦手な自分にはモヤモヤする部分が多かった。
    商業作品だから読んでもらうきっかけを強くするために主人公をアイドルにしているのだろうけど、それがこの作品のテーマをややこしいものにしている気がしてしまう。
    そもそもアイドルは容姿やスタイルが良い人や、歌やダンスが一定以上得意な人しかなれない。だからといって彼女たちが業務上で身体的精神的被害を受けるのは惨いことだし間違っているけど、そのことと、あらゆる女子たちが「女性というだけでセイ被害に遭う」ということを同列に取り上げるのはまたちょっと違うのではないかと思った。美味しい部分、綺麗な部分だけを享受できる仕事なんてない。
    あと、作中でアイドルに批判的な意見がよく出てくるけど、現実はアイドルに対して好意的な人の方がずっと多いと思う。批判的な意見ってネットの一部でしか見かけない。