• 返信先: @自分 部屋のドアが少し開いている。ホームズが気にかかり、うっかり閉め忘れてしまった。慌てて出たからだろう。ホームズがドアの前でキョトンとしている。勢いよくドアをあけて中に入ると、二人の人物がいた。
    「ハドソン夫人が素晴らしい大家だからよかったが。君たち、無用心ではないかね。」
    ホームズの椅子にドッカリ座り、脚を組む紳士が不敵の笑みを浮かべた。
    「さて、客人にお茶を振る舞っていただけるかな。お茶の入れ方に詳しいご夫人もおいでだ。」
    口の端を両方あげて、ニッコリ笑うホームズは心から嬉しそうだ。
    「中国のお茶にはとても沸騰させたお湯が必要ですわ。美味しいお茶には用意が必要だわ。ドクター、手伝いをしてくださる?さ、一緒にキッチンへ。」
    あの兄弟は他人がいたら、心情を語れないだろう。ハドソン夫人の気遣いは抜群だ。今日は、楽しいお茶会になりそうだ。
    ワトソン
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