• 返信先: @自分 ホームズが慌てて、階段を駆け降りた。僕もつられてついていく。ホームズは玄関をでて、あたりをキョロキョロと探している。
    「兄さんだ。」彼の行動はいつも突発的だ。
    懇願するような眼差しを一瞬、すぐに気を取り直して淡々とした態度にかわるのは、彼の思考が過剰な論理的頭脳だからかもしれない。僕は彼と部屋へ戻ることにした。
    会えないのは残念だったと階段途中で慰めながら、僕は思ったよ。兄弟だな。
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  • スレ主(2A9ujg)2023年5月19日
    返信先: @自分 部屋のドアが少し開いている。ホームズが気にかかり、うっかり閉め忘れてしまった。慌てて出たからだろう。ホームズがドアの前でキョトンとしている。勢いよくドアをあけて中に入ると、二人の人物がいた。
    「ハドソン夫人が素晴らしい大家だからよかったが。君たち、無用心ではないかね。」
    ホームズの椅子にドッカリ座り、脚を組む紳士が不敵の笑みを浮かべた。
    「さて、客人にお茶を振る舞っていただけるかな。お茶の入れ方に詳しいご夫人もおいでだ。」
    口の端を両方あげて、ニッコリ笑うホームズは心から嬉しそうだ。
    「中国のお茶にはとても沸騰させたお湯が必要ですわ。美味しいお茶には用意が必要だわ。ドクター、手伝いをしてくださる?さ、一緒にキッチンへ。」
    あの兄弟は他人がいたら、心情を語れないだろう。ハドソン夫人の気遣いは抜群だ。今日は、楽しいお茶会になりそうだ。
    ワトソン