• 今日もターボババアは走る。走って走ってゴールを目指す。風を切る瞬間にババアは無になれた。この世に溢れているどうしようもない理不尽さから解放されて、ひたすらに息を吸って吐いて、流れていく汗をそのままに手足を振り抜く。ババアはこうすればやっと生を実感できた。もうぽたぽた焼きを焼く必要がないと告げられた寂しさを忘れられる。
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