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NHKったー
NHKったー
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こないだキリンジやってたな〜と思ったら、10/28放送回はくるりだったらしくNHK+に駆けつけた。
くっ…中年ホイホイしよって…!
元々の司馬遼太郎の論調が戦争に否定的なのもそうなんだけど、その大事な部分を活かして映像化されてるのでは。
東郷平八郎の高陞号砲撃について、合法であるとしつつも伊藤博文と山本権兵衛からの追及はきちんと描き、東郷のよくも悪くも一刻者な所も描き、最終的に山本権兵衛がそれも良しとして、現代とは戦争に対する捉え方が違うことを示す。
でも高陞号乗員の集合写真や旅順会戦の凄まじさや「勝ったのは日本が強いのではなく清国兵の戦意が低いせい」と冷徹なナレーションで、戦争の忌々しさ等をアピールする。見ていて引き込まれる。
初見は難しく感じたものの、同時に「何かスケールの大きい事が始まったぞ、恐ろしいけど重要な話でしっかり見届けなければいけないぞ」と感じられた。
とりあえず世界史の教科書レベルの情報をおさらいしその上で再度ドラマを観ると、ますます面白い。東学党の乱の衝撃、朝鮮の追い詰められ具合、伊藤博文の「日本の手で朝鮮を教化」の背景、清朝の葛藤。国と国との力学的なぶつかり合い、その中で個々がどのような価値観でどんな判断を下し行動するか。噛めば噛むほど味がする固いパンのよう。
これだけ硬派な作品は稀なのでしっかり味わいたい。
ちょっと劇的な演出がくさいから苦手って人はいるかもしれないが、ずっとおすすめできる番組....
単に人間存在の悲しさとかを味わえるところあるけど、一方で、名の知れたあの人かの人がどうしていまのようになったのか、そういう追い方をしてくれてる回がすごくいい。教養のない自分にも見方が増えるというか。
最近はイスラエル関係のを漁って見ている....悲しいというか、興味深いというか。
歴史の教科書を読んでても点の集まりでしかなかったイベントも、こうやってフィーチャーされるときちんと流れがあってよく分かる。中高でやたらと社会科の点数のいい子がいるもんだけれど、その実、世界史日本史とかって、大人になってこそ本当に興味が持てるものだよね。
子供の頃見てて懐かしさと、乱太郎きり丸しんベヱが可愛くて涙が出た 癒された
ずっと放送しててくれてありがとう
と思って調べたら、この10 月から東京国立博物館で大規模なはにわの企画展をやってるので、それに合わせた番組を拾ってるらしい。あちこちの番組で懐かしのはに丸とヒンベエが新録で(!)見られるので嬉しい。
はに丸くんかわいいよー
正岡子規が始まった……。喀血後のシーンでもう、己の全てを俳句にぶつけるその気迫に圧された。演技も画面作りも素晴らしい。子規はこれからが本番なので目が離せない。
この回だけでも、大型練習帆船(国重要文化財)日本丸の甲板、記念艦(元戦艦)三笠の艦内、厳島神社、と贅沢なロケを行ってるんだけど、それを活かし切るような渡哲也さんをはじめとする役者さんの重厚感のある演技が素晴らしい。
タイトル通り、いよいよロシアと清にフォーカスが当たって緊張感が高まってくるんだけど、ちょうど10/12に見たNHKの「3ヶ月でマスターする世界史第11回」でこの辺りを分かりやすく説明してたのでより理解が深まった。歴史の面白さが感じられる。