しりとりで小説作ったー

2022年7月9日に作成 #ネタ
しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!

NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
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  • 「友達とかでしょ、どうせ。そういう知り合い呼ぶなら、少しはその中性的な顔を役に立たせるべきよ!動画投稿する人になった方が良いわ」
    ミサキの言葉を無視して、彼は…いやカオルはドアを開けた。
  • 「昨日も一昨日もも同じこと言ってるじゃない!」とミサキ。と、そのタイミングでドアにノックの音。
  • 鬱陶しそうな声を上げる彼に、苛立ちを帯びた声をぶつける少女がいた。
    「もう!だから探偵ごっこなんて嫌なのよ。来るわけないじゃないのお客さんなんて!」
    「ごっこじゃないよ、探偵だよ……ミサキ」
  • 「早く来ないかな…」
    ソファでスマホをいじりながら、中性的な顔の人物は呟いた。
    はっきりとした年齢はわからないが、おそらく高校生くらいだろう。
  • 第2話、『自由の翼』[完]

    次なる話の舞台は……
  • 多分、ここからはシオンが自由に人生を歩む。
    これからの事は、いつかシオンが話してくるはず。


    ──そして…今また、新たに他の誰かの物語の芽が生まれそうだ。
  • 「……なんでもない、なんでもないよ!」シオンは声を絞り出す。今はただ、前へ進むことだけ考えよう。初めての旅で出会った仲間たちのことも、きっとそう願っているはず。母は答えた。「そうなのね。では、あなたには未来への道をあげましょう」。そういうと、シオンの背中に純白の翼があらわれた。
  • 喉まで「違うよ!」という言葉が出ていた。が、シオンは黙り込む。
    なんだかんだ、ジュンは優しい。そんな所が彼の魅力だ。そこが好き。もしかして、自分は異性としてジュンを見ているのかな…。
  • ただ、やはりシオンはジュンたちのことが気になった。
    「お母様…、ジュンたちはどこ?今まで一緒にいたの」
    ベリタルたちとの思い出も、ゼノたちとの思い出も母親に話す。
  • ルビーのペンダントが、母の胸元で輝く。「シオン、あなたは自由が好きなのね。行けるの、空の果てだって、どこだって」。母が空を指さした。その先には、おぼろな月に向かって伸びる白い塔が見えた。
  • 一瞬、思考が固まるシオン。
    「シオン?」と母親が声をかけた時、ハッとした。
    今まで共に行動していたジュンやレリア、ゼノにあの老執事さん、それからベリタルとエリザ。みんな、わたしの夢の中の人物だったのだろうか?
    不安げにシオンは母親の顔を見る。
  • 「たくさん咲いていて…きれいだね!」
    シオンは振り返る。が、そこにはジュンたちがいない。
    「わ…、私だけ?」とあたりを見渡す。
  • 遠い向こうまで花で一面だった。艦隊も、炎も、もう何もない。空は青く透きとおり、太陽が輝いていた。シオンは、母の意志が働いたのだと心の深いところで感じた。
  • たくさんの光の玉があたりを囲み始める。
    眩しくて思わず目を瞑るシオン。
    何が起こっているのかは分からなかったが、すぐに眩しさは消えた。
    恐る恐る目を開くと…
  • あきらめに似た感情がシオンを襲った。だが、そのときルビーが輝きを増し、天空に一人の女性の姿を描いた。「もう、ここで争いは終わりにしましょう」。そう言ったホログラム、シオンには記憶にない母に見えた。